日本では諏訪湖などへ行かないと乗ることのできない水陸両用車のツアーがあります。「ダックツアー」です。
文字通りアヒル型のへんてこな乗りものが都会の真ん中を走ります。
乗り場はサンテックシティーのビル。
日本でいうと西新宿のビル群の中から発進するかんじ。
以前の新宿南口の高速バス乗り場にも似ている。
この水陸両用車はベトナム戦争のときに利用された船を改造したものだそうで、古さを感じさせるのはそのせいでしょう。
レトロで不思議な乗り心地でなんと表現してよいかわかりません。エンジン音はでかいです。
ガイドのおばちゃんは訛った英語でペラペラと。ときどき日本語も混ぜていました。毎日日差しを浴びて川風に吹かれているからお肌はシワシワですな。おばちゃん。
エンジン音に対抗するのでマイクの音量もデカイ。
街なかを走っていたかと思うと、シンガポールフライヤーの近くからいきなり川へドボン!水上のクルーズが始まります。
かわいらしい建物に目が釘付け。
シンガポールリバーをすいすいと上り、マーライオンのあるマリーナベイへ。
シンガポールフライヤーの向こうにマリーナベイサンズホテルが見えてきます!
だんだん角度が変わっていきます。
上には椰子の木がチョボチョボと生えているのが見えます。
よくもまああんな危なっかしいところで水着でうろうろできるものだ...。
これからわたしたちもあのプールに入るのですが。いまのところ想像がつきません。
高層ビル群やエスプラネードシアター、ガーデンズバイザベイなどの眺めは見事。
エスプラネードシアター。ドリアン。
そしてマーライオン。だれが行ったか世界三大がっかりと。
海上よりマーライオンを正面からみることができるのもダックツアーだけ。正面からガッカリ。(いえ、けっこう感動しましたよ)
ガーデンバイザベイ。
ダックツアーは日本でチケットを買っておくことができます。》 》 ダックツアー見てみる
アヒルとすれ違うときはみんな手を振ってあいさつ♪
シンガポール・ボタニック・ガーデンは文字通り植物園なのですが、なんだかとんでもなく広いところでした。
場所はオーチャード通りの西のほう。高島屋や伊勢丹のある繁華街から車で10分以内のところ。MRT「
ボタニックガーデン」駅からすぐ。
日本のよくある
植物園と違うのは、たくさんの花が咲き誇っているわけではなく、とにかく緑・緑・緑といった感じ。
敷地は64ヘクタールあって、なだらかなアップダウンがあり、大きな池がいくつもあり、カフェも高級レストランもあり、こどもが遊べる遊具もあります。
ジョギングしているひとも多い。
日本の植物園と同じように、広い芝生のところではファミリーがレジャーシートを敷いてお弁当を食べたり、くつろいだりしていました。
この日は朝にスコールが降ったので、芝生はじゅくっとしている様子で、敷物は必須でした。
聞き慣れない鳥の声が絶えず聞こえます。
リスはたくさんいます。
オオトカゲには会えませんでした。
「ヘリテージ・ツリー」はいろいろな種類の大木で、これを辿って歩くのも面白いです。
有料(大人$5・シニア$1・学生$1・12歳以下はタダ)の「オーキッド・ガーデン」は色とりどりの蘭の花が咲き乱れ圧巻!蘭の数は6万本だとか!
「ジンジャー・ガーデン」は地味ですが、密林っぽい小径に見たこともないような花がポツポツと咲いていてけっこう面白いです。
世界遺産には2015年7月に登録されています。入場は無料です。
日本語のガイドツアーも用意されています。
わたしたちは頼みませんでしたが、近くの日本人グループが説明を受けていました。現地の人ですがかなりわかりやすい日本語でした。
ちょっと休んでお茶でもしようかなとレストランをのぞいてみると、そこは「コーナーハウス」。
ミシュランの星を持つ超高級なレストランで...、メニューを見てから引き返しました。
今回は南の端から入場し、オーキッドガーデンを見てから、中央のカフェで軽食を摂り、そのままタクシー乗り場から次の場所へ向かいました。
なので、西半分は未体験です...。
広かった。
シンガポール植物園はのんびりするところですね。急ぐ旅には向きません。
広大なシンガポールボタニックガーデンの真ん中に近いところに一番の目玉であるナショナルオーキッドガーデンがあります。
ここだけが有料エリアです。広さは3ヘクタール。ここだけでも歩く距離はあります。
お花の好きなかたはぜひ入ってください。
シンガポール植物園自体は緑が多いもののお花だらけというわけではありませんが、ここはまさに蘭の乱れ咲き。
フォトスポットもたくさんあり、記念写真も撮りやすい。
雅子さまの白い蘭や天皇陛下の赤い蘭「Renanthera Akihito」があったそうですが、なんと見逃しました...。
蘭にはくわしくないわたしですが、それでも感動があります。
「クールハウス」はちょっと休んでクールダウンできるところかと思ったら違いました。(写真の奥に見える建物)
とっても寒いいわゆる温室の反対の建物で、急に汗が冷えて体調が悪くなりました。ご注意を。
大人5ドル、60歳以上シニア1ドル、学生1ドル、12歳以下こどもタダ。
苔むしたこんなのも。
日本で胡蝶蘭を買うときは
こちらで買っています。
チケットブースでは水族館単体のチケットの他に、「アドベンチャー・コーヴ・ウォーターパーク」との共通券や「ユニバーサルスタジオシンガポール」も売っています。ちょっと間違えそうになりました。大人$34、シニアとこどもは$24でした。
最初は「マリタイム・エクスペリエンシャル・ミュージアム」という海洋の博物館があります。
おそろしい嵐の中の航海を体感できる4D「タイフーン・シアター」もあります。
鮫がうようよ泳ぐアーチをくぐって奥へ。ハンマーヘッドシャークもいます。10種類以上の鮫がいるようです。
色のついた魚が多くてキレイ。水槽の中のデザインや色の選択など魅せ方も日本の水族館より派手目でセンスも良いように思います。難破船が沈んでいたりします。
コーラル・ガーデンの美しい円筒状水槽。テーブル珊瑚と熱帯魚。
一番大きな水槽「オープン・オーシャン」。見たことも無い大パノラマの水槽です!幅は36m、高さは8.6m。
大きな魚はマンタやトラフザメ。ジンベイザメはいませんでした。
映画館のようでもあり、床に座ってじいっといつまでも見ているひとも多いです。
クラゲはやっぱり癒しのオーラを出しています。日本の水族館に比べると、ライトで積極的に色をつけて演出しています。刻々と色の変わるクラゲの水槽もありました。
ヒトデやナマコを自由に触れる水槽にはこどもたちが集まっていました。
係りのひとはヒトデのブツブツを「それはチョコチップだよ。」と説明していました。
そういえば日本の水族館では目玉になっているイルカやアシカやアザラシ、ラッコというような動物はいませんでした。
イルカは別の「ドルフィン・アイランド」にいるんです。
「ドルフィン・ディスカバリー」「ドルフィン・トレック」「ドルフィン・アドベンチャー」などのプログラムが用意されていて、思いっきりイルカと触れ合うことができます。
以前セントーサ島に行ったときには電車で橋を渡っていったので、今回は手前の小高い山マウント・フェーバーから出ているロープウェイで行くことにしました。手持ちのガイドブックにはケーブルカー(Singapore Cable Car)と書いてありますが、いわゆるロープウェイです。
とても景色が良く、わくわく感が三倍といった印象ですので、初めての方もロープウェイを選択するといいと思います。
特に青空の日は素晴らしいと思います。(今回は雲の多い空でした...)
値段は他の交通手段に比べてすごく高く、入島料込みで大人$29、子ども$18ですが(帰りの料金込み)、もう少し高いフリーパスを買う方が横移動もできて便利。
中間駅の「ハーバー・フロント・センター」から乗るより、「マウント・フェーバー」から乗るのがおすすめ。わたしたちは宿からタクシーでマウント・フェーバーへ行きました。
平日なのでガラガラで、行列もほぼゼロ。
キャビンはギュッと座れば8人乗り。
客船の上空を越えます。向こうの中間駅「ハーバー・フロント・センター」を見るとその高さがわかります。
高さ37メートルのデカいマーライオンも上から見ます。
向こうの海はタンカーだらけ。シンガポールらしい海の景色。
施設のギリギリ上を通るのではなく、無駄に高度がある感じ(ビルの16階相当だとか!)で爽快感があります!
真下に見えているのはアドベンチャーコーブウォーターパーク。すいているし、メチャクチャ楽しそうでしたが、水着をホテルに置いてきてしまったのでまた今度。
ユニバーサルスタジオシンガポール。今回は門の前まで行っただけ。
平日の朝でしたので、見た感じはガラガラで、スイスイ何にでも乗れて楽しいだろうなと思いました。
横移動もロープウェイですると気分がいいです。見えているのはシロソビーチ。
とにかく無駄に高いところを通ってくれるので、景色がずっと良い!